目標が何であれ、体幹トレーニングは誰にでも必要なものです。強い体幹は健康的な身体に欠かせません。安定性をもたらし、バランス感覚が向上し、何よりケガの防止にもなります。
体幹トレーニングと言えばクランチや腹筋が一般的ですが、必ずしもベストな選択肢ではないという研究結果もあります。ジンジャー・ゴットシャル博士の研究で、BODYCOMBATは最高の体幹トレーニングのひとつだということがわかりました。たった1回55分のBODYCOMBATクラスは、何とクランチ1,700回分に相当するのです。
計測方法
ゴッドシャル博士は20人のムーバー(運動する人)を集め、クランチやパンチ、キックのセットで筋電図を計測しました。参加者は関連する体幹の筋肉(この場合は腹直筋と外腹斜筋)に表面電極を設置し、コンピューターが筋肉の活性化をモニタリングしました。トレーニングによって得られる効果は、活性化の大きさに比例するのです。
その後、参加者は55分のBODYCOMBATワークアウトの全ての動きを行い、そのいくつかの特定の動きによる筋肉の活性化をクランチでのそれと比較したところ、パンチ、キック、ハイニーの方がクランチと比べて体幹の筋肉を遥かに活性化させていたことがわかりました。
最も体幹の筋肉を活性化させたのはダブルのフロントキックで、クランチの2.3倍を計測しました。速い左右のジャブでは1.6倍でした。あるBODYCOMBATの過去リリースでは、動きすべてを計測した結果、クラスを終えるまでに1,700回のクランチと同等の効果を得られることが明らかになったのです。
BODYCOMBATのプログラムディレクター、レイチェル・ニューシャムは、この研究結果は目からウロコだと言います。格闘技のワークアウトでパンチやキックを繰り出す時、パワーの大半が腹筋からきていることは知っていたが、具体的な効果の大きさには彼女でさえ驚いたと言います。「体幹がかなりハードに働いていることが証明されました! ジャブやフロントニーのような動きは、驚くほど体幹を活性化します」とはニューシャム。「最高の体幹トレーニングができ、同時にカロリーも消費できるのは素晴らしい限りです」と付け加えました。
BODYCOMBATが効果的な体幹トレーニングである理由は、リアクティブコアトレーニングと呼ばれるものにあります。これは、体幹の筋肉が自然と反応するような動きをすることで、筋肉のつながりやや反射作用の刺激によって起こるものです。
パンチやキックはリアクティブコアトレーニングの代表です。この種のトレーニングは、機能的な体幹の強さ、つまり日常生活で必要な体幹の強さを育みます。