読み込み中...

0 ヵ所 あなたの近くで見つかりました

    クラスを検索する

    クラス一覧
    地図に戻る

    該当する結果がありません

    該当する結果がありません。ヒント:一番近い都市名で検索してください。

    調査/研究

    来年試すべき新しい食のトレンド

    今後12ヶ月で私たちの食生活はどのように変わるのでしょうか?食事に気をつけている人ほど、これらの新しいトレンドを試してみたくなるでしょう。

    エマ・ホーガン

    豊富なミルクの種類(今まで以上に)

    豆乳、アーモンドミルク、ココナッツミルク、カシューミルク。もうこれらの流行りは終わり、新しい「ミルク」の到来です。オーツミルクが最近牛乳の代替品として人気が高く、その流れに乗って穀物、特に大麦が注目されるようになりました。大麦ミルクは低脂肪で高繊維質、そしてカルシウム、ビタミンD、ビタミンB12も含みます。大麦は栄養面で優れているばかりでなく、変わりやすい気候の中でも生産することができることから世界で4番目に多く栽培されています。大麦ミルクの他には、低糖質で飽和脂肪酸の少ないポテトミルク(欧米では販売)です。

    プレバイオティクス/プロバイオティクスからポストバイオティクス

    近年プレバイオティクス(善玉菌を増やすエサ:オリゴ糖、食物繊維など)、プロバイオティクス(ひとに有益な生きた菌:乳酸菌、ビフィズス菌、納豆菌など)や発酵食品の効果について学びましたが、今はポストバイオティクスが流行り始めています。ポストバイオティクスは、エサとしてプレバイオティクスを食べるプロバイオティクスの副産物です。プレバイオティクス、プロバイオティクスと同様に、ポストバイオティクスは腸管壁侵漏を防ぎ、血糖値を下げ、肥満予防になり、体内の炎症を抑える効果があります。ポストバイオティクスは今に入手できるようになり、今後もポストバイオティクスサプリが増えていくことでしょう。ポストバイオティクスに効果的な食べ物にはキムチ、ケフィア、サワードウが挙げられます。

    発酵食品を摂取する利点は腸内環境の改善のみならず、多岐に渡ると考えられ、研究者たちはその効果を調べています。最近発見した肺と腸が密接に関連していることを示す「肺腸軸」で、プロバイオティクス株がウイルス性の上気道感染症症状を軽減できることがわかりました。

    環境を考慮した食事の摂り方

    環境配慮とカーボンフットプリントを減らすために歩く活動がこの1年で急浮上しました。ある調査では、対象者の85%がよりサステイナブルな選択を取るようになり、イギリスのWaitroseというスーパーマーケットによると買い物客の70%が食においてもカーボンフットプリントを意識していると言います。

    食品廃棄物の削減を意識した食生活が増えると予想されていますが、それは始まりに過ぎません。Whole Foodsのトレンド委員会(地元で食料探しをする人、地方/グローバルバイヤー、料理研究家により構成)は、土壌の健康状態を考慮した農作方法を取り入れ育てられた穀物は今後人気が高まると予想しています。その一つが、シリアルやビールにも含まれるカーンザという、甘くナッツのような味の多年生穀物です。また屋内農業からくる農作物もこれから増えると言われています。水耕栽培、アクアポニックス、再生可能な温室栽培のおかげで、都市部に住んでいる人も地元で栽培された持続可能な食料品を楽しむことができるようになります。

    また今後増えると予想されているのは培養肉(人工肉)です。2013年から新しい考えとして発表されたものの、初めて公に販売されたのは2021年(シンガポール)でした。動物の筋肉幹細胞を抽出し、それを培養して肉を作る、この新たなテクノロジーを取り入れる生産者は増えています。様々な微生物発酵の技術のおかげで、人工食品が増え始めていると言えます。

    環境にやさしい食品の人気が高まる中、有害であるものは敬遠され続けます。パーム油は特に!森林破壊と関係があるだけでなく、含まれる飽和脂肪酸は心臓病、肝機能不全、肥満と2型糖尿病の原因になると言われています。そして、新しい研究によるとパーム油に含まれるパルミチン酸は癌の転移にも関係があると言われています。

    「還元主義」を取り入れる

    Whole Foods調査のトップ10トレンドにある「還元主義」または「フレキシタリアン」も注目です。より健康で環境にやさしい生活をするためにお肉の摂取を削減するという考えから生まれたものです。ベジタリアンやヴィーガンの食生活ができないという人にとっては、取り入れやすいものかもしれません。毎日お肉を食べるのではなく、週末だけに食べたり、一定の期間を空けて食事に取り入れるという方法です。動物性食品を取り入れる時には、牧草飼育肉や放し飼いで育てられた卵を優先しましょう。様々な食の選択肢がある今、お肉の摂取量を減らすのはやりやすくなっているのです。

    今後流行ると思われる味や食品:

    ゆず:スープ、野菜、麺類や魚との相性がいいです。

    ハイビスカス:甘酸っぱい味と豊富なビタミンCを含むハイビスカスティー。今ではジャムやヨーグルト、そしてドリンクなどに使われるようになりました。

    ひまわりの種:プロテインと不飽和脂肪酸が豊富なひまわりの種は、クラッカーやアイスクリームやチーズに使われ、おやつの概念が変わるでしょう。何よりナッツを原料をしていないのでアレルギーを持つ方でも食べやすいです。

    モリンガ:アフリカとインド原産のハーブ療法のモリンガは、抹茶の代替品になるかもしれません。モリンガパウダーは、スムージー、ソース、プロテインバーなどに加えることができます。

    ターメリック:ターメリックラテやサプリは知られていますが、このスパイスは今後もっと流行るでしょう。シリアルやザワークラウト、アイスクリームなどにも取り入れられるようになっています。