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フィットネストレンド

Les Millsが現代的アレンジを加えた新しいピラティス

きっと、あなたが知っているピラティスとはひと味違うでしょう。グループフィットネスのエキスパートが伝統的なピラティスを再考し、現代的な呼吸法とゆっくりシンプルな動きを融合した新しいエクササイズを完成させました。日本では昨年の『THE ONE 2024』でお披露目となったLES MILLS PILATESです。今回は、グレン・オスターガード、カイリー・ゲイツ、サマー・ブラッドリーといったお馴染みのメンバーに加え、理学療法士のブライス・ヘイスティングス氏を招いて新プログラムの魅力を解説してもらいました。

エマ・ホーガン

この記事を読めばわかること:

  • LES MILLS PILATESに期待できること

  • LES MILLS PILATESが唯一無二である理由

  • LES MILLS PILATESがもたらす効果

  • LES MILLS PILATESとその他プログラムの違い

  • LES MILLS PILATESを生活に取り入れることで受けられる恩恵


LES MILLS PILATESにはどんなことを期待できますか?

カイリー:伝統的なピラティスの長所を取り入れながら、Les Millsならではの音楽やコリオグラフィーを採用し、そこに科学的見地をミックスしました。45分のエクササイズが6種類あり、それぞれ8トラックで構成されています。

エクササイズの大半はフロアで横になって行います。下腹部のウォームアップから始まり、腹筋が2トラック、体側のトレーニング、プランクとホバー、そしてパワートラックへと続きます。最後は背面のトレーニングで締めくくります。途中、ストレッチやバランスにチャレンジする機会もあります。

サマー:まず自分の呼吸を見つめ直し、アライメントに集中することからクラスが始まります。そして、ひとつのトラックから次のトラックへと連なる音楽の旅が始まります。力強さと柔軟性の間には流れや陰陽を感じることができ、ほとんどすべてのトラックに身体を強くするための動きとストレッチ動きがあります。負荷は少ないですが、決して強度が低いわけではありません。

「昨今のフィットネス業界では、特定の筋肉や部位を鍛えることがトレンドになっています。しかしながら、実際には身体の機能性や日常生活で使う動きに焦点を当てた包括的アプローチも効果的です。まさにピラティスですね。ジョセフ・ピラティスがピラティスを考案したのは1920年代のことですが、彼は時代の先を行っていたことになります。天才ですね!」 グレン・オスターガード

『ピラティス:進化を続け、時代を超えたトレンド』でピラティスの歴史を学びましょう。長きにわたって親しまれている理由がわかります。

伝統的なエクササイズを現代風にアレンジする上で、どのような工夫がされたのですか?

ブライス:このプログラムは長い時間をかけて開発されました。ロックダウンの間、グレン・オスターガードはピラティスを深く掘り下げ、伝統的なマットピラティスをベースにしたエクササイズを考案しました。それはそれで素晴らしいものでしたが、皆さんが思っている以上にマットピラティスは激しいエクササイズで、さらに反復運動が多いのも事実です。私たちは、より広い層のムーバーにアピールできるエクササイズを必要としていました。

グレン:スタートは伝統的なピラティスでしたが、私たちはそれに現代的アレンジを加えました。新しい音楽に新しい動き、もちろん構成も変えました。さらに、理学療法士やフィットネスの専門家に協力を仰ぎました。結果として、身体前面の筋肉をターゲットにしたものからよりバランスの取れたものにシフトし、さらに呼吸法を加えることでまったく新しいプログラムができました。ちょうどいいバランスの強度とフィーリングを提供するために、少なくとも1年半は試行錯誤を繰り返しました。

ブライス:
現在カナダ・ブリティッシュコロンビア州にあるフレーザーバレー大学と協力して、体幹の持久力やバランス、固有受容性覚(身体の感覚認知)に関して、このエクササイズがもたらす効果を研究しています。 また、呼吸と身体を結びつけることで、どのようなウェルビーイングの感覚が生まれるのかも調べています。研究は初期段階ですが、すでにいい結果が出ています。



世の中には多くのピラティスがあります。それらとLES MILLS PILATESはどう違うのですか?

グレン:まったくの別物です! ほとんどのピラティスは一連の動きをつなげたものですが、LES MILLS PILATESは音楽と動きがひとつになります。伝統的なエクササイズに現代の音楽を乗せ、さらに成長をあと押しするコーチングが加わることによって、心身の素晴らしいつながりが生まれるのです。

ブライス:
他の多くのマットピラティスと比べ、LES MILLS PILATESはバランスの取れたエクササイズと言えます。現代では、伸展筋群と屈曲筋群のトレーニングをバランスよく行うことが評価されていますが、伝統的なピラティスはかなりの比重を屈曲筋群に置いています。だからこそ、前面と後面のバランスにはこだわりました。

カイリー:
伝統的なピラティスには、やや堅苦しく技術的にも難しいというイメージがあります。私たちは誰もが楽しめるプログラムを作りたかったので、技術的に難しい部分を噛み砕き、修正とオプションを加えることにしました。技術的に完璧なものを追い求めるのではなく、ありのままの姿で、呼吸を整え、音楽とともに動く。それだけで素晴らしい体験ができるのです。

なぜ音楽にこだわるのでしょうか?

グレン:どのエクササイズもフレッシュなサウンドを採用しています! メランコリックでいて心地よく、若い世代が好むサウンドです。他のワークアウトと比べて落ち着いたものが多いのも特徴です。音楽と向き合う時間が長く、また動きと向き合う時間も長いので、より一体感を楽しむことができます。

カイリー:
音楽に対してのフィードバックはポジティブなものばかりで、音楽が自身の内面に語りかけてくる瞬間もあります。呼吸への集中を促すような曲もあれば、楽しくてポップな曲もあります。

サマー:
いろいろな楽器を使った多岐にわたるサウンドを期待してください。私のお気に入りは、リリース3に収録されているアコースティックギターのプランクトラックです。クラス全体を通して心地よいビートで、呼吸に集中することで心が落ち着きます。



他のLes Millsプログラムとの違い

  • LES MILLS PILATESは、呼吸法を重視しています。ゆっくりとコントロールされた動きで、腹部、臀部、背部、股関節まわりを鍛え、モビリティ(関節を適切に動かす能力)の向上が見込めます。
  • BODYBALANCE™は、LES MILLS PILATESと同様のマインド&ボディ体験を提供し、体幹強化にも効果的ですが、どちらかと言うとヨガの要素が強く、柔軟性の向上に重きを置いています。一方のLES MILLS PILATESは、モビリティや腹部の強化に効果を発揮します。
  • LES MILLS SHAPES™は、ピラティスやスカルプティング、パワーヨガの要素を融合したプログラムです。体幹強化やモビリティの向上に重点を置きながら、燃焼や心拍数にフォーカスすることで特定の部位にターゲットを絞ります。それに比べ、呼吸にフォーカスし、心身への意識を集中させるマインドセットを育むのがLES MILLS PILATESです。
  • LES MILLS CORE™は、体幹の安定性(怪我の予防に重要の役割を果たす)を高めることが主な目的であり、LES MILLS PILATESのような呼吸法やモビリティへのフォーカスはありません。

コアコンディショニングとモビリティの融合は、身体にどのようなメリットをもたらすのでしょうか?

ブライス:私たちは、日々様々な動きを通して背骨を使っています。モビリティにフォーカスしたコアコンディショニングで機能的かつ能動的な強さを育み、あらゆる動きで背骨を支えるための筋肉が強化されるのです。

さらに呼吸への意識を高めることで、本当の意味での強さが育まれます。つまり、体幹の活性化と連動させるように呼吸筋を鍛えるのです。同時に関節への意識を高めることで、動きのコントロールが向上します。

LES MILLS PILATESについて、最もムーバーが驚くことは何でしょうか?

サマー:ピラティスはパルスを繰り返す低強度のエクササイズだという固定観念があるので、ほとんどの人はピラティスを甘くみているのではないでしょうか。実際はそうではありません。LES MILLS PILATESはとてもハードワークです。でも、すごく気持ちがいいのです!

カイリー:
自重なのにあらゆる筋肉が活性化されます。自分次第でレベルアップもできますし、逆にイージーにもできるところがお気に入りです。

グレン:
その気持ちよさに驚くと思います。とても強烈ですが、オプションのおかげで予想以上の達成感を味わえるでしょう。



LES MILLS PILATESのクラスを終えた時の感想は?

カイリー:このエクササイズの素晴らしさは、低負荷にも関わらず身体のあらゆる部位が活性化されているように感じることです。相反する筋肉群を美しいバランスで鍛えるよう科学的に構成されているので、身体の一部だけを燃焼させるものではありません。エクササイズが終わった時、疲れを感るのではなく、いつも背筋が伸びたような気がします。呼吸に集中することで神経が活性化される。これは魔法のようです。とにかく元気が出るプログラムです。

どのような人がLES MILLS PILATESを気に入ると思いますか?

ブライス:よりよく動き、より気分を上げたい人なら、誰でもこのプログラムを気に入るでしょう。特に、筋力トレーニングや高負荷トレーニングを補完するのに最適です。様々なオプションやプログレッションがあるので、フィットネスレベルに関係なく自信を持って楽しむことができます。

サマー:
低負荷で筋力アップを望んでいる人は気に入るでしょう。心を落ち着かせ、身体の回復を促しますが、とてもハードなので充実した時間を味わえます。ヨガ代替エクササイズとしてもおすすめです。

グレン:
もしあなたが生粋のピラティスファンなら、期待していたものとは違うかもしれません。でも、それでいいのです。私たちの目的はピラティスファンをLES MILLS PILATESファンに変えることではなく、より多くの人に楽しんでもらえるようハードルを下げることだからです。ピラティス専門スタジオに高額な会費を払う必要はなく、手軽にピラティスを楽しむことができるのです。

注意点として、もし脊髄過敏症などを抱えているのなら、ピラティスは最良の選択肢ではないかもしれません。

これから始める人へのアドバイスは?

サマー:とにかくやってみること。テンポやスピードを求めず、ゆっくり動く準備をしてください! 多くの人がスピード=強度が高くチャレンジングであることを連想しますが、ゆっくり動く方が難しいことに気づくはずです。音楽に合わせて動くことを想定してデザインされているので、もちろんビートに合わせるのもいいでしょう。でも、必ずしもそうしなくてはいけないわけではありません。自分のペースで、好きなオプションを選んでください。LES MILLS PILATESは誰にでも楽しめるプログラムです!


どのようにLES MILLS PILATESをルーティンに加えるべきですか?

ブライス:LES MILLS PILATESは、自身の好きな頻度で楽しめるプログラムです。体幹トレーニングや筋力トレーニングと、有酸素運動(中強度と高強度のミックス)と組み合わせて、1週間のルーティンに組み込むことをお勧めします。

トレーニングツールは必要ですか?

グレン:トレーニングツールは必要ありません。裸足(または靴下着用)でのエクササイズを推奨しています。マットはオプションです。

インストラクターは、LES MILLS PILATESのどこが気に入るでしょうか?

ブライス:インストラクターにとっては、教えるクラスの幅を広げる素晴らしい方法です。週のルーティンにLES MILLS PILATESを加えても、過負荷になることはないでしょう。インストラクターとしてのキャリアも延びるでしょうし、燃え尽きる心配もなく、より多くのクラスをスケジュールに加えることができます。

ピラティスは最も人気のあるフィットネスジャンルのひとつですが、本来、資格取得には長い時間がかかります。LES MILLS PILATESを教えるためのトレーニングを受けることで、インストラクターは、Les Millsが提唱する安全で効果的なエクササイズを行うためノウハウを学び、ピラティスの主要な要素に焦点を当てることで短期間でのライセンス取得が可能になります。Les Millsでは、インストラクターがトレンドの最前線に立てるようサポートを提供しています。クラスを教える際は、各エクササイズから好きな曲を選んでミックスすることもできるので、その自由度を気に入ることでしょう。

カイリー:とても教え甲斐のあるプログラムです。アッパーな音楽を大音量で流すプログラムと違って、静かなスタジオでより多くの人とつながることができます。クラス参加者も自己表現をしやすいはずです。リラックスした雰囲気で、喜びを感じることができます。クラス後は幸せな気分でクラブを去る。それを請け負うなんて、とてもクールなことです。

LES MILLS PILATESを日常生活に取り入れて、どのようなメリットがありましたか?

グレン:ピラティスの素晴らしいところは、エクササイズのたびに多くの効果を得られることです。肉体的には体幹と臀筋群が鍛えられ、サイクルトレーニングやウェイトリフティングにも役立ちます。以前は腰痛に悩んでいたのですが、それもほとんどなくなりました。もちろん、精神的にも素晴らしい効果があります。私はあまりヨガをする方ではないので、神経系を落ち着かせ、呼吸に集中する習慣を持つことはとても有益です。

サマー:
ピラティスのおかげで、身体への意識がかなり高まったと感じています。そのおかげで自分をコントロールできていると感じられるのはもちろん、怪我予防につながり、また他のワークアウトがより効果的になっています。コントロールしながら動くことでアライメントを修正する余裕ができ、体幹と大臀筋が強化されました。

カイリー:
他のトレーニングにも大きな違いが出ました。腰が強化され、あらゆるトレーニングが向上しました。でも、それだけではありません。筋力トレーニングでは、身体の内側に目を向ける余裕を与えてくれます。内側から強くなり、芯から強くなれます。



グレン・オスターガード

Les Millsのプログラムディレクターとして、BODYPUMP™やRPM™、LES MILLS SPRINT™などの人気プログラムの開発を主導。さらに、LES MILLS PILATESといった新しいイノベーションにも携わっています。

カイリー・ゲイツ
Les Millsのクリエイティブディレクターとして、フィットネスやエクササイズのエキスパートと協力し、プログラムで使用される音楽やムーブメントを開発しています。また、ヘッドプログラムコーチとしての顔もあり、日々プレゼンターやインストラクターが最大限に能力を発揮できるよう指導しています。

サマー・ブラッドリー
Les Millsのインターナショナルプレゼンターであり、ピラティスはもちろん、バレエとコンテンポラリーダンスといった幅広い経験を持っています。

ブライス・ヘイスティングス
ニュージーランドを代表する理学療法士であり、シカゴを拠点とするフィットネスのエキスパート。Les Millsの研究責任者として、日々効果的なアプローチの研究に余念がありません。Les Millsプログラムの構成に重要な役割を果たしています。

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