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世界のクラブ事例

ロックダウン後の回復が早かった理由

3月に営業再開してから、ガーンジー島のボーセジュール・レジャーセンターは、たった2ヶ月で会員数と参加者数を休業前水準に戻すという凄まじい回復力を見せました。ゼネラルマネージャーのルーシー・スマート氏が、その成功について話してくれました。

レズミルズ

今年1月に突然のロックダウンが発令され、ボーセジュール・レジャーセンターは10週間休業したのち、制限が解除された3月に再スタートを切りました。

営業再開して数週間のうちに、施設の全て(プールからフィットネススタジオまで)が通常運用に戻り、ゼネラルマネージャーのルーシー・スマートが取り組むべき課題は、どのようにして会員に早く、かつ安全にクラブ通いを再開してもらうかでした。

「2020年にもロックダウンから営業再開した経験、そこでの学びもあったので、未知の領域だったとまでは言いませんが、これほど長いロックダウンの後にクラブ会員がどのくらい戻ってきてくれるのか、何を思っているのかは気になっていました。

ガーンジー島はとても小さな島(イギリスとフランスの間にある島々の中の一つ)なので、島民の一体感は強く、このような状況の中でも安全性を保ち、また島唯一の病院を守りたいという気持ちで#GuernseyTogetherというキャンペーンの元、皆がともにパンデミックと闘ってきたのです。

その中で私たちはクラブのSNSを駆使して、ロックダウン中にクラブ会員の精神面そして健康面のサポートと運動のアドバイス、そして会員が「孤独」を感じないように、常に繋がりを持てるようにしていました。人とのつながりと交流を重視することが、クラブ再開の鍵になると分かっていたのです」とルーシーは振り返ります。

ボーセジュール・レジャーセンターのゼネラルマネージャーのルーシー・スマート

「つながり」がもたらす力

会員はクラブに戻ってくることを待ち侘びていました。3,000強のクラブ会員のうち(都度会員除く)、10週間のロックダウンで退会したのはたった85名で、再開後の参加率は予想よりはるかに多い結果でした。再開後2週間はグループフィットネスクラスを減らして営業していたものの、1ヶ月のグループフィットネス参加者数は3,126名で、パンデミック前の平均3,500人に再開後2ヶ月で到達しそうな勢いです。それでは、なぜこのような素晴らしい結果を出すことができたのでしょうか?

「何ヶ月もの隔離の末、人々が求めていたのは「交流」です。自宅にいることによる孤独感や精神面での不調を口にする会員はとても多かったです。そのため、クラブに戻ってきて、クラスで友人に会って、終わったらカフェでお茶したりして交流できたことがとても嬉しかったのです。ただ予想以上に早く多くの会員が戻ってきたので、その復活のスピードには驚いています。もう本当に大忙しです!

グループフィットネスは、当クラブの「心臓部」で、再開の「鍵」でした。クラスで得られる人とのつながりは、クラブ会員にとって希望、モチベーション、そして喜びであると聞いています。ロックダウン中に体力の低下を感じた会員が多い中、クラブに戻った時にそれをサポートしてくれたインストラクターのパワーはとても大きかったようです。」

段階的な回復

熱狂的な会員と献身的なスタッフがいるボーセジュール・レジャーセンターは、ロックダウン解除後すぐに通常タイムテーブルで再開したかったことでしょう。しかし、無理せず少しずつ日常に戻すために、ロックダウン前にBODYPUMP™、BODYATTACK™、BODYBALANCE™などのプログラムを週90クラス実施していたところ、少しずつ増やしていくことにしました。

段階的に進めることの大切さは、以前のロックダウン解除後の経験から学んだため、施設はタイムテーブルを縮小し、解除後2週間は会員に感染症対策についてしっかり訴求し、クラス間にはイクイップメントの消毒、そしてスタッフの負担も考えて少しずつ前進しました。

「このような時期だからこそ、チームのケアが大事なのです。ここのスタッフは、ロックダウン中も感染対策サポートしてくれていたので、それぞれとちゃんと話をして、彼らのメンタルヘルスケアもとても重要視していました。そうすることでチームとしての一体感が生まれ、再開する時には皆準備万端な状態にしておきたかったのです。

特にレズミルズからのサポートはとても大きかったです。再開に向けて相談できる相手がいたこと、戦略的アドバイスをもらえたこと、そしてビジネス状況を加味した提案はとても助かりました。」とルーシーは、説明します。

急速な回復に乗じて

再開を無事遂げ、会員のほとんどが戻ってきた今、今後の課題はクラブを去ってしまった会員を呼び戻すことです。

「退会時の面談で分かったことは、退会する人は新しいスポーツに挑戦したり、自宅ワークアウトを始めたという人が多かったのです。そのため、自宅でできるワークアウトを取り入れ、クラブに戻ってきてもらえるようにしたいと思っています。と同時に、会員を虜にするライブクラスの体験は、自宅ワークアウトでは再現できないので、クラブにくることによって得られる人とのつながりの部分も強調していきたいと思います。人間はつながりを求めているのです。長い隔離期間を経た今、交流することを求めている声が今まで以上に増えています」とルーシーは語ります。