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調査/研究

人気のランニング市場にクラブが参入するチャンス

グループワークアウトが、ランナーのパフォーマンス向上に効果的であることが研究により明らかになりました。この研究結果を活用し、ランナーを新規会員として獲得しましょう。

レズミルズ

まとめ:

  • 体幹を意識したグループワークアウトを定期的に行うことで、5kmの平均タイムを短縮することができ、怪我を防ぐためパファーマンスが向上します。
  • ランナーが長期に渡って良いパフォーマンスを継続するためには、トレーニング方法を工夫し、体幹を鍛えるワークアウトなどを取り入れるといいでしょう。
  • アメリカで見ると、ランナー人口はクラブ会員人口6,420万人とほぼ同じです。
  • スポーツクラブ市場で見ると、トレッドミルでのランニング人気が高まっており、それを専門にしたブティッククラブが新設されています。

クラブ会員の体幹強化を目的とした質の高いグループレッスンを提供するクラブは、競合より一足先にランニング市場参入の機会を得ていると言えるでしょう。

The Journal of Sports Medicine and Physical Fitnessという学術雑誌に掲載されているとおり、体幹を鍛える目的としたグループワークアウトを行うことで、ランナーの5kmの平均タイムを60秒近く更新することができ、パフォーマンス向上に役立つため怪我の防止になると説明しています。

研究者たちは、ランナーが長期に渡って良いパフォーマンスを継続するためには、トレーニング方法を工夫し、ランニングトレーニング以外に体幹を鍛えるワークアウトなどを取り入れることが有効であると言及しています。

今回実施した調査では、参加者は6週間にわたり週3回のLES MILLS COREワークアウト行いました。LES MILLS COREは30分間のワークアウトで、矢状面、水平面、前額面の3つの面を鍛える動きが多く組み込まれているので、より可動域が広がります。

LES MILLS LAB | Powered By Science「科学がワークアウトの原動力」

6週間のモニタリング後、参加者のランニング速度は上がり、ランニングエコノミー(無駄なエネルギーを使わず、効率的に走る能力)も改善したという結果が出ました。心拍数に著しい影響がない中、5kmのタイムは平均で66秒短縮され、プランクのキープ率も60%以上向上しました。

ペンシルベニア州立大学の助教授を務め、レズミルズランニング&コア研究で主任研究員のジンジャー・ゴッシャル博士は、腰、下背部、大臀筋、腹筋など大きな筋肉群をターゲットにしたコアエクササイズを行うことでランナーのパフォーマンス向上が見込めることが証明されたと説明しています。

自身もランニング愛好家であるゴッシャル博士は、「この調査を実施した結果、ランニングのためのトレーニングに欠かせない要素が明らかになりました。持久力のあるアスリートは「長ければ長いほどよい」というモットーのもと、長い距離を走ります。しかし、全てのランナーにとってパフォーマンスと身体の左右対称性を改善するために必要なのは、コアトレーニングであることが今回の研究によって証明されたのです。」と話します。

ランニングは「3次元」の動きです。脚、腕、胴体をそれぞれ別の平面で動かすことが、力の発揮とランニングエコノミーにおいて大切なのです、とゴッシャル博士は加えます。

「フルマラソンから、週に数回健康のために走る人まで、全てのランナーにとってコアトレーニングは効果があります。それだけでなく、サイクリスト(自転車競技の選手)や水泳選手など持久力が重要なアスリートにもメリットがあるのです。」

レースの流行

5km、10km、障害物コースなどのイベントのブームと、それに伴う参加者の増加に支えられ、世界的にランニング業界は大きな成長を遂げています。アメリカだけを見てもランナー人口はフィットネスクラブ会員数の6,420万人に匹敵すると言われています。

ナイキランニングクラブというアプリを始め、ニューバランスと米国発のアスリート向けソーシャル・ネットワークサイトのStrava(ストラバ)が、走った距離に応じてポップアップパブでドリンクが無料になる期間限定のキャンペーン(英国)を実施するなど、多くの有名スポーツブランドが急成長するランニング市場でのコミュニティ醸成に着手しています。フィットネスクラブ市場では、これまで「ジムで一番つまらない」と言われていたトレッドミルでのランニングにブティッククラブが「息を吹き込んだ」ことで2019年最も流行したフィットネストレンドの1つとなりました。

アメリカのプレミアムフィットネスクラブのEquinox(エクイノックス)は、需要の高まるトレッドミルワークアウトに応え、「プレシジョン・ラン」スタジオを展開しています。そして、バリーズ・ブートキャンプやオレンジセオリーなど、トレッドミルを使ったフィットネスは世界的に拡大を続けている状況です。

研究結果は、このトレンドを活用したいクラブにとって、体幹に焦点を当てたグループワークアウトには怪我防止の効果があり、ランニングパフォーマンスの向上と同じくらいランナーを魅了する可能性があることを示唆しています。

走り続ける

5人に1人のランナーはトレーニングのしすぎでスタートラインに立つこともできないと言われており、アキレス腱障害、足底腱膜炎、中足骨の疲労骨折は多くのランナーを苦しめています。

被験者の中で、一番大きく身体の左右対称性の改善が見られたのは足首で、平らなところでのランニングだけなく、上り坂でも著しい違いが見られました。より具体的には、トレッドミル(傾斜無し)で走っている時の足首可動域の非対称性は46%減少し、3%の傾斜では36%、6%の傾斜では33%減少しました。

「研究結果によって、エクササイズを組み合わせることは、怪我を防ぐ関節対称性、膝のアライメントのための腰深層筋トレーニング、効率的な力伝達を支える腹筋トレーニングとして非常に効果的であることが分かりました。」

「これまでは、体の一部の強化がランニングパフォーマンス向上に役立つというアプローチのもと、研究がなされてきたが、今回は様々なエクササイズを取り入れて調査を行いました。ランニングの速度とランニングエコノミーの向上はLES MILLS COREに含まれるエクササイズ要素の組み合わせによりもたらされたということができます。」

「多くの怪我は、衝撃の減少と体幹の強化、または脚の対称性向上によって最小限にとどめることが可能と考えられます。」とゴッシャル博士は説明しています。

調査について

対象となったのは、健康で活動的な成人12人(女性8人、男性4人)。週に3回、毎回少なくとも3マイル(約5km)走る方で、ストレングストレーニングを行ってない方。

そのうち6名(女性4人、男性2人)に、6週間の調査期間にわたり、週に3回、毎回30分のコアトレーニングに参加してもらいました。残りの6人名には今まで通りのランニング習慣を続けてもらいました。

GPSと心拍数は心拍センサー付きのポラール400を使用して記録しました。このデータの記録は、6週間の間に18回受けたLES MILLS COREクラスの前後に測定しています。また、この間もランニングの習慣は続けてもらいました。

*レルジャック A、マーシャルRN、ヒュームPA. ランナーの下肢酷使による怪我の可能性評価。Med Sci Sports Exer, 2000:32;1635-1641

The Journal of Sports Medicine and Physical Fitnessで出版された論文はこちらから読むことができます。

2021年3月配信のリリース41からCXWORXがLES MILLS COREに名称変更いたします。詳細はこちらから