初めてのイニシャルトレーニングモジュールに参加した時には成長したい部分がたくさんあったはずですが、強みも1つか2つはあったはずです。(皆さんの場合は何でしたか?)
私の初めてのイニシャルトレーニングモジュールでは、「課題」のリストも膨大にありましたが、強みはクラス中のコネクションであるという自覚がありました。
私は昔から人当りが良く、新聞配りをしていた時代も周りの2倍はクリスマスプレゼントをもらっていました。お客さんを一人ひとり覚えていたし、新聞配りをしている時はお客さんに笑顔になってもらえるよう努力していました。
人付き合いのスキルはクラスにもつながっていました。クラスには必ず早く到着し、参加者と話をしていましたし、クラス中にはコネクションを使うことに専念しました。クラス後にはドアで参加者に挨拶と称賛の言葉を送りました。
つい先日、地元のBODYATTACKインストラクターチームが集まりエデュケーションセッションをし、「クラスの参加人数をどのように増やしたらいいか?」についてディスカッションをしました。回答の1つには、インストラクターという仕事はコミュニティ構築だと考えるというものがありました。その意味をさらに深く掘り下げていった時に、自分の役割をこのような目線から見たことがないと気付きました。コネクションは得意だけど、周りと自分とのコネクションであり、コミュニティの構築はしていませんでした。これは私にとって目を見張るような発見でした。
この気付きによって、クラス中の自分の役割が大きく変わり、コミュニティを構築するためにはどうしたらいいかについてよく考えるようになりました。
次のことは、意識と目線の転換によってどんな変化を起こしたかの例です。
- クラス前の交流は、私と参加者個人の関わりのみでは無くなりました。参加者同士でも会話が起きるようにし、明るく、楽しい雰囲気を保つようにしています。
- クラス中に称賛する時は参加者の名前を呼ぶだけではなくなりました。誰かを称賛する時にはその人の名前をグループ全体に呼びかけ、参加者にも加わってもらいます。例えば、「マイルズさん、頑張っていますね!誰か彼にハイタッチを送りましょう!」などです。
- 小さなコネクションの瞬間を作り出すために、クラス中には参加者同士のたくさんのハイタッチと楽しいコネクションのポイントを設けるようにしています。
- BODYATTACKのFacebookグループをプライベート設定で作り、参加者同士が交流できるようにしました。とても上手くいっているようです。
これらのことはまだ始めて間もないですが、私たちチームがやっている取り組みに価値を見出しています。この前の木曜のクラス後に参加者が駆け寄ってきて、BODYATTACKの懇親会をしないか、と提案をしてきました。コミュニティ構築に関しての気付きがなければ、このような提案は起きなかったと100%言い切ることができます。チームとの取り組みのおかげで、進むべき場所に進み始めることができたと感じます。
自分のクラスを振り返った時に、コミュニティ構築はできていますか?
コミュニティに属するというのは人間の基本的な欲求で、コミュニティに属することで得ることのできる最大のメリットはコミュニティへの貢献を実感できるということです。私たちのやっている仕事が人生を変えることができると信じているのであれば、メンバーが自分もコミュニティの一員であると感じることのできる環境を作る必要があります。コミュニティ構築はそんな環境を作り出すためにできる強力な方法です。
私たちはインストラクターとしてそれぞれ違っていて、強みも課題も違います。なので、コミュニティ構築のために必要なことのリストをまるまる皆さんに伝えることはしません。その代わり、「コネクション」とは皆さんにとってどんな意味を持つのかを考えてほしいと思います。これからはコミュニティ構築の目線を持って考えてみてください。新しい目線を持って、皆さんのコミュニティを作るにはどうしたらいいかを探り、実用的にステップを踏んでいきましょう。
クラスに入れば、スマートフォンを使っているのではなく、参加者がお互いに交流をして、人と人のコネクションと会話が起こっている未来が見えています。全員がBODYATTACKコミュニティの一員だからです。この動きを通して健康の大切さを掲げるだけでなく、人々が属するコミュニティで健康的な交流を促進できることにわくわくしています。
同じ目標に向かって作り出した変化によって世界に起きる影響を想像してみてください。