1.クラスに参加するために来てくれた参加者のことを考える
マーロン・ウッズ:
「常に自分のためではないと言い聞かせています。一日の中で初めてのクラスであろうとも、4回目のクラスであろうとも、週の中で5回目であろうとも、15回目のクラスであろうとも同じです。ストレスがたまっていたり、時差ボケがある時もありますが、大切なのは自分よりも、目の前にいる参加者です。参加者にとっては、その週に初めて自分自身のためにやったことかもしれません。参加者は都合をつけて私のクラスに参加してくれているので、私は彼らのために全力を尽くす責任があります。」
リーガン・カン:
「映画を観たり、友達とお茶をしたりしていてもいいのに、クラスに来てくれる参加者がいます。その人たちのためにクラスを教えます。」
カイリー・ゲイツ:
「まず1つ、自分自身の「なぜ」を振り返ること。なぜこの仕事をしているのか?それは自分以上の理由があるはずなので、前に進む力をくれるはずです。2つ目、クラスに来てくれた参加者のことを考える。3つ目、コーヒーを一杯飲んで、やる気を出す。教えたくなかったクラスが最高のクラスになることだってあります!」
ベン・メイン:
「最新の音楽を聴く。ひどく忙しい時ほど、リラックスする時間を作ります。出張でくたくたになりホテルの部屋にこもってしまいたい時には、より全体像を考えます。私に会うためにわざわざ来てくれた人のことを思い、会場に早く到着しコネクションします。これが私の活力になり、クラスのエネルギーを作り出してくれます。」
アリソン・ワン:
「クラスに来てくれ、待っていてくれる人のことを考えると笑顔を作り、教えるモチベーションになります。」
ミントゥ・ハヴマキ:
「参加者だった時、仕事や学校を終えてクラスに急ぎ、参加者の友人に会い、インストラクターに会い、素晴らしいワークアウトをして、終わったら楽しく雑談をすることを楽しみにしていた時のことを覚えていますか?その思い出からポジティブなエネルギーをもらい、自分のクラスに参加してくれる最高の人々のことを考えます。「自分の」クラスの参加者のことです。自分のクラスの教え方や、やる気の与え方が大好きな参加者が必ずいるはずです。その人のために最高のクラスをします。」
2.気分を変える
ケイリー・ジャック:
「インスピレーションをくれ、ハッピーで、もう誰にも止められない!という気持ちにさせてくれる曲が入ったプレイリストがスマートフォンに入っています。これで形勢が一変し、とっても助かります!」
- 自分の1時間が、誰かの一日や一週間をがらっと変える可能性があることを思い出すようにしています。私にとってはそれだけで十分です。
- 自分自身の「なぜ」と目的もとても重要です。目線をリセットすることに役立ちます。
- お給料をもらっている仕事です。出勤をして、ベストなクラスをするということは単純に労働価値観の一つです。
イライザ・ピアセイ:
「「しなければならない」より「させてもらえている」という言葉を使うようにしています。この仕事をさせてもらえているのは名誉だと思い出すことができます。」
キャメロン・ホームズ:
「ショータイムだと考えるようにしています。」
アンジェリカ・メルセデス・ソリアノ・マッククエード:
「私の刺激剤は「トリプルM」です。感謝のためのメディテーション(人生の良い点に目を当てるため)、ミュージック、そしてどんな天気であってもクラスに参加してくれるメンバーのことを考えることです。クラスを終える時には、クラスの前よりも気分が良く、よりフォーカスでき、より幸せな気分になっています。一貫してこのような気分にさせてくれる仕事はなかなか無いでしょう。」
ジョアン・ランバート・ワード:
「クラスを終えた時に最高の気分であることを自分自身に言い聞かせています。もしクラスを教えなくてもいいのなら、教えていない日がたくさんあったことだと思います。そこで、参加者も同じ気分になるであろうことを考えます。クラスに出たら最高の気分になる、と思ってクラスに出向いている参加者がいます。最高の気分になるために私のクラスに出てくれている人をがっかりさせることはできません。」
インナ・ヤネス・オロスコ:
「1、クラスに出向いて教える約束をしている。2、これは私の仕事でお給料をもらっている。3、私が参加者だったら、素晴らしいワークアウト体験に導いていってほしい。4、元気をくれる音楽を選んでいる。5、参加者のためにやっていることを思い出す!この5つが私を助けてくれています。疲労困憊している時や気分的な問題があってクラスを教えたくない日もありましたが、音楽とコネクションをするとパーフェクトな気分にさせてくれます。」
キャロライン・スチュワート・ホーストマン:
「参加者として、インストラクターが疲れていたり、クラスに個人的な気分を持ちだしているとやる気が無くなっていました。雰囲気が悪くなるんです。今はインストラクターとして、自分の問題はクラスには持ち込まず、全力を尽くすことを心に決めています。また、ステージに上がると、クラスを教えいるエネルギーに夢中になり、教えたくないという気分も無くなっています。どうしても気分が落ち込んでいる時には「1時間頑張ったら、リラックスできるんだ。」と自分に言い聞かせます。ひどく疲れていたり、ストレスが貯まりすぎていて、休息の1日が必要であれば、代行を探すというのは最終手段です。」
レベッカ・クラン:
「お金を払って、1時間のエクササイズをしに来てくれていることを思い出すようにします。簡単に言えば、できるまでできるフリをすること!ショーは中断できません。私たち次第ではないのです。また、心臓血管外科医でもパイロットであっても、仕事が繰り返しに感じる瞬間は訪れることに気付きました。なので、リリースをミックスしたり、クラスを教える以外の趣味や興味を持ち、常に新鮮な気持ちを持つことが大切です。この考え方で、インストラクターを何年も続けることができています。」
3.演技モードをオンにする
ベス・L・フェリー:
「できるまで、できるフリをする」練習をしてきましたが、とても効果があります。笑顔を作る気分ではない時もありましたが、必ず笑顔を絶やさずにいて、誰かが微笑み返してくれることでそこから気分が乗ります。受け取るフィードバックによって、エネルギーが生まれます。」
ニコラ・シャーリーン:
「素晴らしいインストラクターであるということは、素晴らしい俳優である、ということでもあると思います。BODYCOMBATの代行のためにクラブの駐車場に入りましたが「どうしても今日はクラスを教えたくない!」ということが数週間前にありました。頭の中でイライラしていたのです。でもそんな態度でクラスには行けないので、そういう時は何も問題がないフリをします。」
「通常のイントロダクションで始め、大げさな笑顔を作り、音楽を流しました。1曲目が始まり、イライラした感情は参加者に見せている態度とマッチし始めました。クラスを教えていることを楽しめていたし、参加者も楽しめていることが分かります。なぜ参加者が今ここにいるのか、ということを想像するようにしています。現実世界からの逃避だったり、フィットネスのためだったりしますが、その「逃避」を提供するのが私たちの仕事です。私の「なぜ」は参加者の体型を変化させるだけにとどまりません。個人的な問題を抱える参加者に必要な時間を提供することです。なので、まず自分の感情は置いておいて、クラスを教えながら参加者とコネクションをすれば、自分の態度も良い方向に自然に変化していきます。」
ドーン・カッシング:
「私は根っからの引っ込み思案です。ですから「インストラクターの私」というキャラクターを持ちだして演技をしています。演技クラスで学んだテクニックを使っているんです。大体2曲目からは楽しくなって、演技では無くなります。参加者に自分の感情を伝え、助けを求めることもあります。誰にだって、気分の落ち込む日はありますからね。」
4.コーヒー
グレン・オステガード:
「濃く入れたブラックコーヒーは効き目があります!」
「クラスの前の「プライムワークアウト」も集中ゾーンに入るのに役立ちます。ストレッチとケトルベルスイングはポステリオール筋肉群を活性化させるのに最適ですし、BODYPUMPの前にはスナッチとクリーン。RPMの前には走って、有酸素システムを活発にさせます。でも、濃いブラックコーヒーはマストですね。エクストラショットで。」
ジェニファー・マッククリアリー・コザック:
「少しのカフェインと音楽鑑賞でクラス前の気分が上がります。お気に入りの曲が入ったプレイリストを作成しているので、イライラなんてしません!」
ガンダルフ・アーチャー・ミルズ:
「クラス前に元気がないと感じる日には、水を500ml飲んで、そうすれば15分後には断然気分が良くなっています。クラス直前にはヘッドホンを付けストレッチをし、気持ちを盛り上げます。」
5.セルフケア
ディー・ジョン:
「病院勤務で披露困憊なので、元気がない日もたくさんあります。なので、次のようなことをしています。
- 大好きな曲をリビングで流し、ダンス!気分が良くなり、エネルギーのレベルも戻ってきます。
- クラスを教えたくない、と思う時というのは大体セルフケアを怠っている時です。なので、クラス前かクラス後のお楽しみに自分のために何かをするようにしています。カフェでコーヒーを飲むとか、散歩に出るといった小さな楽しみで構いません。
- 自分の「なぜ」を振り返ること。なぜこの仕事をしているのか?クラスが終わって、参加者にどんな気分になっていてほしいか?これを振り返ると、クラスを教えることに対する情熱が再燃し、最適な心の状態になります。」
ギャビー・ジェームズ:
「無理やりクラスを教えようとすることによって精神状態が悪くなってしまったことがあります。「フリをする」と言うことは簡単だけど、できない時もあります。参加者に還元しようと躍起になって、自分のための時間を失ってしまいがちです。私からのアドバイスは休憩をとること。自分の時間のために数週間お休みをもらい、久しぶりに土曜日にクラスがあったのですが、大好きな曲を使い、インストラクター人生の中で指折りのクラスを教えることができました!参加者はきっと理解してくれますし、身体的な健康だけでなく、精神的な健康の管理は大切です。一休みし、外へ出て、ジムに行ったり、ダンス、ヨガ、ジョギングをしたり、テレビを観たり、マッサージを受けたり・・・数週間の休暇でリフレッシュし、エネルギーを充電させて戻ってくることも一つの方法です。」
テーン・カラマイナ:
- 自分に会いに来てくれた参加者に対し敬意を払う。クラスを作り上げるのは、音楽とコリオグラフィー以上にインストラクター自身です。
- クラスに対するフィードバックを求める。GFMや地域で信頼されているインストラクターにスキル向上に必要なアドバイスをもらう。毎回のクラスで意識できるし、新しく集中できることが増えます。
- 新しいプログラムを始める。いつもとは違う音楽や声の使い方でエネルギーのバッテリーが交換されます。
- 新しい趣味を作る、または昔の趣味をもう一度始める。フィットネスに全く関係ないことをしてみます。ゲーム、読書クラブ、ネットフリックス、インストラクターを始めてから遠のいてしまった趣味、なんでも良いので趣味を発掘してみましょう。離れることで愛が育つと言いますから、レズミルズに関係のないことをしてみること。グループフィットネス外の生活を持っても良いんですよ。
- いつもとは違う時間帯の代行をしたり、他の人のクラスに参加して、友達やコネクションを作る。毎回同じ顔を見ると物足りなくなるので、代行や参加者として誰かのクラスに出向き、スタジオにいる参加者と知り合いになりましょう。
- 募金のためにテーマのあるパーティーを開く。テーマに沿って全員で仮装をし、スナックも持ち寄りましょう。楽しいパーティーが嫌いな人をいませんし、単調さを打ち切ります。
- 昔のナンバーを持っているのなら、参加者時代に好きだったリリースを教えてみる。なつかしさはエンドルフィンが分泌され、古いトラックはクラスに彩りを加えます。
- 上記を試してもダメなら、休暇をとりましょう。代行を探し、バケーションです。そうすれば体も心もリフレッシュされ、充電100%でクラスを再開できるはずです!
レイチェル・ニューシャム:
「苦悩無しで20年間インストラクターを続けるなんて不可能です。でもその苦悩も全て乗り越えてきました。魂の底から力を集めたことが何回もありましたが、このような状況の時にクラススキルが向上しました。その状況に対して、どのような対処をするかは自分次第です。キャラクターを作り出すのか、自分に対する愛とケアをするのか。私の場合は、参加者のニーズが最優先です。クラスに現れ、モチベーションとインスピレーションを与えることを求められているので、それを裏切ることはしません。苦戦しながらクラスを教えている時こそ、本当の自分から最高のコーチングが生まれたりします。クラスを休んだのは後にも先にも1度のみです。その時は仕事よりも自分のニーズを優先すると判断しました。それも長く考えた結果でした。」