ハイ、チーム！
あと少しで2022年Q4のリリース、LES MILLS SPRINT 29が配信となりますが、中身を確認する際にこれまでのリリースと音楽性が少し違うことに気づくかもしれません。この変更点について、私から直接ご説明させていただきます。
変更点について
まず、初めに1分あたりの拍数（BPM）が、以前より少し遅くなっています。過去のリリースでのウォームアップは180bpm程度でしたが、SPRINT 29は130bpm程度に抑えています。
コリオグラフィーは、以前よりも音楽に合わせたものになっています。例えば、以前はタバタを作り、そのビートに乗るような曲を選んでいましたが、今はBODYPUMP™やRPM™と同じように音楽に合わせてワークアウトプランが作られています。コリオグラフィーを通じて、より感覚的に音楽にライドします。
音楽自体も以前とは少し異なります。私はLes Mills Internationalのスペシャリストと綿密に連携し、彼らと音楽業界のトレンドと方向性について話し合っています。LES MILLS SPRINT 29と30のプレイリストを聴くと、ドラムとベースが少なく、もう少し現代的な音楽になっていることに気がつくと思います。ご存知のように、SPRINTのコリオグラフィーは、他のサイクルプログラムとは異なり、素早いトランジションと短い断続的なエネルギーの爆発に重点を置いています。最近の音楽は、テクノ、ハウス、UKガレージ、ベースサウンドのハイブリッドの傾向があり、それはまるでベルリンの有名なナイトクラブBerghainにいるような気分にさせてくれるでしょう。
なぜ変わったのか？
Les Millsのプログラムは、最新のフィットネスや音楽のトレンドに合わせ、常に進化を続けています。これは、プログラムが常にその目的（例：クラスを満員にすること）を果たし、最新のフィットネス科学に沿った最高のワークアウトを提供するためです。
すべてのプログラムは、独自の進化を遂げます。BODYPUMPを指導している皆さんは、長年にわたってこの変貌を見てきたことでしょう。SPRINTはまだ比較的若いプログラムということもあり、2015年に初めて紹介されて以来、大きな変化はありませんでした。今回の音楽の変更は、このクラスが時代の流れに乗り、あなたのクラスが人々を魅了し続けるために実施されたものです。音楽を通じて「プログラムのDNAを進化させる」ことはとても大切です。
インストラクターと会員のメリットは？
この変更により、私はSPRINTワークアウトでこれまでで最も心拍数が上がりました！
BPMが遅くなったことで、曲によってはハーフ・ビート、あるいはオフ・ビートで走れるようになりました。ロードバイクの経験者としては、より本格的なサイクリングに近い感覚でトレーニングができます。ロードバイクで走るときは、脚に負担をかけるために適切な負荷が必要です。この音楽は、肉体的なハードワークを強いるもので、以前よりもさらに高い強度を生み出していると感じます。
また、音楽がワークアウトの前面に出てくることで、より良い音楽の体験ができるようになりました。
学習・指導方法で何か変わったことはありますか？
以前は、ビートを見つけてから負荷をかけるように指導していましたが、現在は、まず負荷をかけ、それからビートを見つけるように指導しています。また、音楽とより密接につながることで、クラスでの体験がより豊かなものになります。私は音楽とつながることが大好きです。
サイクルプログラムの未来はどうなるのでしょうか？
サイクルというカテゴリーがこれからどうなっていくのかとても楽しみですし、今のマーケットに合った素晴らしいプログラムが揃っていると感じています。
現在、私はLes Mills Auckland Cityで新しいサイクルワークアウトを試しています。45分のワークアウトで、「Enduro」と呼んでいますが、これは変更になるかもしれません。メンバーの反応を見ながら、将来的には世界的に展開していくかもしれません。
あたらめてSPRINTの魅力について、教えてください。
私はこのタイプのトレーニングが大好きです。SPRINTは純粋なHIITに最も近く、研究が示すように、あなたのフィットネスを変える最も早い方法のひとつです。
LES MILLS SPRINTのニューリリースを楽しんでいただければと思います。これからもクラスで頑張ってください。
Glen
グレン・オスターガードは、LES MILLS SPRINT、RPM、BODYPUMPのプログラム・ディレクターです。家族と一緒にオークランドに住んでおり、熱心なランナー、サイクリスト、ウェイトリフターです。
